• 人形
  • 桐塑紙貼「氷瀑」

  • とうそかみはり「ひょうばく」
  • 鷲見 美代子
  • すみ みよこ
  • 第53回東海伝統工芸展(令和4年度)
    名古屋市教育委員会賞
  • サイズ
    奥行14 幅15 高37 cm
  • 受賞総評
    氷河が滝のように急な傾斜で流下する部分のことを「氷瀑」というが、むしろ作者はこの作品をひとつの心象風景として表現している。ドレス、手袋、マフラー、靴など、女性が身に着ける全てをブルー系でまとめ、さらに女性が立つ場所(台)も色調を合わせることで、冬の冷たい風や氷のイメージを想わせるのである。しかし、凍てついた空気の中にも、ドレスの裾を翻らせ、上を見上げる女性の表情に、豊かな情感を見出すことができる。(外舘和子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会