• 木竹工
  • 盛籃「流光」

  • もりかご「りゅうこう」
  • 岐部 笙芳
  • きべ せいほう
  • 第19回伝統工芸木竹展(令和5年度)
    MOA美術館賞
  • サイズ
    奥行41.5 幅39.5 高16.0 cm
  • 受賞総評
    すり鉢状のやや深みのある盛籃である。黒染めの材で輪弧を組み、ござ目を回して編み拡げた籃を二つ合わせて表裏とし、緩やかに波打つ六角の縁を入れて纏めている。何より、後から差した切込み材で作る螺旋が目を奪う。あたかも銀河から放たれた光が無限の宇宙空間へと拡がって行く様を想起させる。器物でありながら、造形作品としても成立する一作となった。(藤塚 松星)
  1. 公益社団法人 日本工芸会