• 漆芸
  • 紙胎朱塗喰籠

  • 安藤 則義
  • あんどうのりよし
  • 第34回東海伝統工芸展(平成15年度)
    岐阜県教育委員会賞
  • 受賞総評
    作者は永年、自作の小原和紙で素地造りから漆塗までを一貫して制作しています。
    石膏型に小原和紙、20~30枚を張り重ねて厚みと形を整えていきます。型から外した後に
    下塗、中塗、朱の上塗への作業を進めますが、和紙の持つ風合い・柔らかさを生かすため細心の
    注意が必要な仕事です。また内の懸子は一転して金箔を砂子筒で蒔き散らして華やかな気分を
    演出しています。
    和紙と漆。伝統工芸の本質である「用の美」。作者の素材に対する慈しみの心と
    技とロマンが融合し高め合わせた優品です
  1. 公益社団法人 日本工芸会