• 漆芸
  • 蒟醤箱「謐」

  • きんまはこ「しずか」
  • 松本 法子
  • まつもとのりこ
  • 第48回東日本伝統工芸展(平成20年度)
    三越賞
  • 技法
    蒟醤
  • 受賞総評
    夏の花が穏やかに揺れる感じを表している。花や葉を細かく点彫りし、紫や青の色漆で埋めて研ぎ出す蒟技法を使い、花の中心には沈金や真珠を加えている。器胎は乾漆造りで、身の内側は、うるみ色に金平目を薄く蒔いて仕上げている。朱色の連作を続けてきた作者が、作風に変化を求めようとする意欲の窺える作品である。(田口義明)
  1. 公益社団法人 日本工芸会