• 漆芸
  • 曲輪造盛器

  • まげわづくりもりき
  • 高橋玲子
  • たかはし れいこ
  • 第28回日本伝統漆芸展(平成22年度)
    日本伝統漆芸展新人賞
  • 受賞総評
    素地は、木曾檜柾目材を用い、見込み中心部円板に薄板を約70本重ねた曲輪造りで、形はシンプルだがとても力強さが感じられ、また大きさも使いやすそうだ。布を着せた下地を施し堅牢な作りとなっており、二本の朱溜塗りのラインがバランス良く置かれ、器を優しく引き締めている。また上質な日本産黒漆を用い塗立て技法にて上品に仕上がっている。確かな造形力、そして堅実な塗りで魅了させられる作品である。(記荒川文彦)
  1. 公益社団法人 日本工芸会