- 人形
陶彫彩色「蒼森」
- とうちょうさいしき「そうしん」
- 中村 弘峰
- なかむら ひろみね
- 第60回日本伝統工芸展(平成25年度)
日本工芸会新人賞
- サイズ高39.0 cm
- 技法彩色
- 受賞総評鹿角の冠を持った青年が遠くを見つめて佇む姿。千年の森に住む神格化した鹿が、人の姿を借りて深い木立の間から現れたところを人形にしたと、作者はいう。日本人形の原点に潜む神々しさ、それが博多近郊の粘土にこめられ見事に再現された。数々の名手をうみだしたその土壌に、また一人新たな旗手が誕生したことを予感させる作品だ。(是澤博昭)