趣旨
我が国には、世界に卓越する工芸の伝統がある。伝統は、生きて流れているもので、永遠に変わらない本質を持ちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿である。
伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではない。伝統こそ工芸の基礎となるもので、これをしっかりと把握し、祖父から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信ずる。
昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、もしくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになった。私どもは、その趣旨にそって、昭和29年以来日本伝統工芸展を開催してきた。
このたび、平素の研究の成果をあつめ第63回展を開き、ひろく人々の御清鑑を仰ぎ、我が国工芸の健全な発展に寄与しようとするものである。
開催スケジュール
-
東京 終了
9.21(水)ー10.3(月)
-
会場日本橋三越本店
-
主催文化庁 / 東京都教育委員会 / NHK / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
名古屋 終了
10.5(水)ー10.10(月)
-
会場名古屋栄三越
-
主催愛知県教育委員会 / 愛知県 / 名古屋市教育委員会 / 名古屋市 / NHK名古屋放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
京都 終了
10.12(水)ー10.17(月)
-
会場京都髙島屋
-
主催京都府教育委員会 / 京都市 / NHK京都放送局 / 朝日新聞社 / (社)日本工芸会
-
後援等
- 京都府 / 京都市教育委員会
-
-
金沢 終了
10.28(金)ー11.6(日)
-
会場石川県立美術館
-
主催石川県教育委員会 / NHK金沢放送局 / 朝日新聞社 / 北國新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 富山県教育委員会 / 福井県教育委員会
-
-
岡山 終了
11.17(木)ー12.4(日)
-
会場岡山県立美術館
-
主催岡山県教育委員会 / 岡山県立美術館 / NHK岡山放送局 / 朝日新聞社 / 山陽新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
松江 終了
12.7(水)ー12.25(日)
-
会場島根県立美術館
-
主催島根県 / 島根県立美術館 / 島根県教育委員会 / (公財)しまね文化振興財団 / NHK松江放送局 / 朝日新聞社 / 山陰中央新報社 / SPSしまね / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 鳥取県 / 鳥取県教育委員会 / しまね産業振興財団
-
-
高松 終了
1.2(月)ー1.22(日)
-
会場香川県立ミュージアム
-
主催香川県立ミュージアム / 香川県教育委員会 / NHK高松放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
仙台 終了
1.25(水)ー1.30(月)
-
会場仙台三越
-
主催宮城県教育委員会 / 仙台市教育委員会 / NHK仙台放送局 / 朝日新聞社 / 河北新報社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 宮城県 / 仙台市
-
-
福岡 終了
2.3(金)ー2.8(水)
-
会場福岡三越
-
主催福岡県教育委員会 / 福岡市教育委員会 / 福岡市 / NHK福岡放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
大阪 終了
2.16(木)ー2.20(月)
-
会場大阪髙島屋
-
主催大阪府教育委員会 / NHK大阪放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 大阪市
-
-
広島 終了
2.23(木)ー3.12(日)
-
会場広島県立美術館
-
主催広島県 / 広島県教育委員会 / 広島県立美術館 / NHK広島放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
-
松山 終了
3.14(火)ー3.19(日)
-
会場松山三越
-
主催愛媛県教育委員会 / 松山市教育委員会 / NHK松山放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 愛媛県 / 松山市
-
-
会場日本橋三越本店
-
主催文化庁 / 東京都教育委員会 / NHK / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場名古屋栄三越
-
主催愛知県教育委員会 / 愛知県 / 名古屋市教育委員会 / 名古屋市 / NHK名古屋放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場京都髙島屋
-
主催京都府教育委員会 / 京都市 / NHK京都放送局 / 朝日新聞社 / (社)日本工芸会
-
後援等
- 京都府 / 京都市教育委員会
-
会場石川県立美術館
-
主催石川県教育委員会 / NHK金沢放送局 / 朝日新聞社 / 北國新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 富山県教育委員会 / 福井県教育委員会
-
会場岡山県立美術館
-
主催岡山県教育委員会 / 岡山県立美術館 / NHK岡山放送局 / 朝日新聞社 / 山陽新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場島根県立美術館
-
主催島根県 / 島根県立美術館 / 島根県教育委員会 / (公財)しまね文化振興財団 / NHK松江放送局 / 朝日新聞社 / 山陰中央新報社 / SPSしまね / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 鳥取県 / 鳥取県教育委員会 / しまね産業振興財団
-
会場香川県立ミュージアム
-
主催香川県立ミュージアム / 香川県教育委員会 / NHK高松放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場仙台三越
-
主催宮城県教育委員会 / 仙台市教育委員会 / NHK仙台放送局 / 朝日新聞社 / 河北新報社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 宮城県 / 仙台市
-
会場福岡三越
-
主催福岡県教育委員会 / 福岡市教育委員会 / 福岡市 / NHK福岡放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場大阪髙島屋
-
主催大阪府教育委員会 / NHK大阪放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 大阪市
-
会場広島県立美術館
-
主催広島県 / 広島県教育委員会 / 広島県立美術館 / NHK広島放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
会場松山三越
-
主催愛媛県教育委員会 / 松山市教育委員会 / NHK松山放送局 / 朝日新聞社 / (公社)日本工芸会
-
後援等
- 愛媛県 / 松山市
輸送搬入
(1)出品申込書及び出品料
〒110-0007 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館構内 日本工芸会気付「日本伝統工芸展実行委員会」宛てに、現金書留にて郵送のこと。TEL:03-3828-9789
(2)出品申込書の期限
全部門 7月15日(金)までに、必着のこと。
(3)作品の輸送先
〒273-0017 千葉県船橋市西浦3-7-10 船橋プロロジスパーク船橋4(東京納品代行㈱船橋センター)気付「日本伝統工芸展実行委員会」宛てに、配達日を指定の上、輸送のこと。TEL:047-435-9518
(4)輸送作品搬入の配達指定日
①陶芸部門 7月22日(金)・7月25日(月)
(7/23(土)、24日(日)は受付はしません)
②陶芸以外の部門 8月5日(金)・8月6日(土)
※注意 出品作品には必ず安全を確保し得る梱包をし、外箱等の表には作品名・作家名を明記のうえ、輸送のこと。輸送搬入用外箱(木箱・ダンボール等)は返却しない。
持込搬入
(1)搬入場所
〒273-0017 千葉県船橋市西浦3-7-10 船橋プロロジスパーク船橋4(東京納品代行㈱船橋センター)内4階「日本伝統工芸展出品受付会場」(作品・出品申込書・出品料持参のこと)TEL:047-435-9518
(2)搬入期間
①陶芸部門 7月28日(木)10時~16時
②陶芸以外の部門 8月8日(月)10時~16時
※注意 陶芸(ただし、茶碗・茶入等は外箱に入れる)を除く出品作品は、必ず安全を確保し得る外箱に入れ、外箱の表にも作品名・作家名を明記のうえ、持込むこと。最寄り駅(二俣新町・西船橋)からの送迎バスはありません。
出品料は、1点につき12,000円。2点の場合は22,000円。図録引換券を入・落選通知状に同封する。出品料は、輸送搬入で開梱時に破損が確認された場合を除き、返還しないものとする。
出品点数は1人2点以内とする。
鑑・審査委員名は、6月末に日本工芸会ホームページにて公表の予定。
本展に陳列する作品は、日本伝統工芸展規程に基づき鑑査に合格したものとする。なお、地方会場に陳列する作品は、本展に入選した作品のうちから地方展陳列作品選定委員会が選定したものとする。
入選の通知は、書面をもって8月30日(火)に発送して行うほか、朝日新聞朝刊(予定)各地方版を始め日本工芸会が開設するホームページに掲載する。電話等による問い合わせには応じない。
(1)図録の発行
(2)NHKによる全国放送
(3)陳列品の解説
(4)ホームページへの掲載
(5)文化財保存事業報告の特別展示
(6)「伝統工芸こども鑑賞コース」の実施
(7)その他適当な行事
作品の搬出に要する費用は、すべて出品車の負担とする。
(1)選外作品の搬出
選外作品の搬出は、実行委員会が通知する期間内〈9月21日(水)・22日(木)〉に預り証と引換えに行う。このうち、輸送を希望する者は、貴重品扱いの着払い(荷造輸送費一切を含む)にて、輸送業者に委託するものとする。到着時期は、10月下旬~11月下旬の予定。
(2)入選作品の搬出
最終展示場より出品者が直接引取れない作品の輸送費用は、すべて貴重品扱いの着払い(荷造輸送費一切を含む)にて、輸送業者に委託するものとする。
(3)出品作品には、展示期間中及び(1)、(2)の作品搬出について輸送委託される場合の保険料を掛けるので、出品申込書C片に必ず「保険金額」を記入する。
①事故が起きた際には修理を前提とし、申告価格(出品申込書に記載された作家手取価格)を超えない範囲で修理費の実費を支払うこととする。
②関係者の合意により作品の修復が不可能と判断された場合には、申告価格を上限として補償することとする。
③申告価格の妥当性について関係者で相違がある場合は、第三者に鑑定を委ねることとし、その鑑定にて算出された評価額での支払いとする。
④事故が起きた際には申告価格から掛けられる保険の範囲内のみの対応とする。
作品写真及び出品の際に記載された情報は、報道機関への入選発表、図録掲載、地方展主催者への資料提供、日本伝統工芸展関係の案内並びに日本工芸会及び日本工芸会が承認するホームページへの掲載等に限って使用する。
出品作品の該当部門が不明確な場合は、事前に作品の写真を添えて日本工芸会事務局に問い合わせ、正確を期すること。
日本伝統工芸展の出品申込書、開催要項をご希望の方は、「日本伝統工芸展実行委員会」宛てに、92円切手1枚を郵送してください。
〒110-0007 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館構内 日本工芸会気付TEL:03-3828-9789
開催要項
第一次鑑査委員
1.陶芸
前田 正博 | 委員長 陶芸作家 |
---|---|
唐澤 昌宏 | 東京国立近代美術館 工芸課長 |
竹内 順一 | 東京藝術大学名誉教授 |
不動 美里 | 姫路市立美術館 副館長 |
石橋 裕史 | 陶芸作家 |
鈴木 徹 | 陶芸作家 |
中島 宏 | 陶芸作家・重要無形文化財保持者 |
前田 正博 | 陶芸作家 |
2.染織
今井 陽子 | 東京国立近代美術館 主任研究員 |
---|---|
小山 弓弦葉 | 東京国立博物館学芸研究部調査研究課 工芸室長 |
松原 龍一 | 京都国立近代美術館 学芸課長 |
鈴田 滋人 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
髙橋 寬 | 染織作家 |
土屋 順紀 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
村上 良子 | 染織作家 |
3.漆芸
住谷 晃一郎 | 香川県政策部文化振興課文化芸術グループ 美術コーディネーター |
---|---|
寺尾 健一 | 金沢大学 非常勤講師 |
諸山 正則 | 東京国立近代美術館 主任研究員 |
大谷 早人 | 漆芸作家 |
小椋 範彦 | 漆芸作家 |
小森 邦衞 | 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
寺西 松太 | 漆芸作家 |
4.金工
黒川 廣子 | 東京藝術大学大学美術館 教授 |
---|---|
林 克彦 | (公財)美術工芸振興佐藤基金 石洞美術館 学藝員 |
南 俊英 | 元石川県立美術館 学芸第一課長 |
浅井 盛征 | 金工作家 |
市川 正美 | 金工作家 |
奥山 峰石 | 金工作家・重要無形文化財保持者 |
般若 保 | 金工作家 |
5.木竹工
佐々木 正直 | 群馬県立館林美術館 館長 |
---|---|
山崎 剛 | 金沢美術工芸大学 教授 |
渡部 誠一 | 多治見市美濃焼ミュージアム 所長 |
勝城 蒼鳳 | 竹工作家・重要無形文化財保持者 |
細川 毅 | 木工作家 |
宮本 貞治 | 木工作家 |
村山 明 | 木工作家・重要無形文化財保持者 |
6.人形
内田 篤呉 | MOA美術館 館長 |
---|---|
小笠原 小枝 | 日本女子大学 名誉教授 |
坪井 則子 | 佐野美術館 副館長兼学芸グループ長 |
秋山 信子 | 人形作家・重要無形文化財保持者 |
浅井 秀子 | 人形作家 |
玉置 光子 | 人形作家 |
中村 信喬 | 人形作家 |
7.諸工芸
石﨑 泰之 | 山口県立萩美術館・浦上記念館 学芸専門監 |
---|---|
金子 賢治 | 茨城県陶芸美術館 館長 |
三浦 努 | 鳥取県立博物館 美術振興課主幹学芸員 |
小川 佳都代 | 七宝作家 |
柴田 明 | 七宝作家 |
白幡 明 | 硝子作家 |
髙野 誠 | 砡作家 |
第二次鑑査委員
加茂川 幸夫 | 委員長 前東京国立近代美術館長 |
---|---|
前田 昭博 | 副委員長 陶芸作家・重要無形文化財保持者 |
金子 賢治 | 茨城県陶芸美術館長 |
嶋崎 丞 | 石川県立美術館長 |
白石 和己 | 山梨県立美術館長 |
須田 賢司 | 木工作家・重要無形文化財保持者 |
田口 壽恒 | 金工作家・重要無形文化財保持者 |
竹内 順一 | 東京藝術大学名誉教授 |
林田 英樹 | (公社)日本工芸会 理事長 |
二塚 長生 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
前 史雄 | 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
室瀬 和美 | 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
前田 正博 | 第一次鑑査会陶芸鑑査主任 |
鈴田 滋人 | 第一次鑑査会染織鑑査主任 |
小森 邦衞 | 第一次鑑査会漆芸鑑査主任 |
奥山 峰石 | 第一次鑑査会金工鑑査主任 |
村山 明 | 第一次鑑査会木竹工鑑査主任 |
玉置 光子 | 第一次鑑査会人形鑑査主任 |
白幡 明 | 第一次鑑査会諸工芸鑑査主任 |
日本工芸会保持者賞候補作品選定委員
増村 紀一郎 | 委員長 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
---|---|
伊勢﨑 淳 | 陶芸作家・重要無形文化財保持者 |
小川 規三郎 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
鈴田 滋人 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
須田 賢司 | 木工作家・重要無形文化財保持者 |
田口 壽恒 | 金工作家・重要無形文化財保持者 |
林 駒夫 | 人形作家・重要無形文化財保持者 |
前 史雄 | 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
前田 昭博 | 陶芸作家・重要無形文化財保持者 |
審査委員
吉田 茂 | 委員長 (公社)日本工芸会 会長 |
---|---|
白石 和己 | 副委員長 山梨県立美術館長 |
室瀬 和美 | 副委員長 漆芸作家・重要無形文化財保持者 |
今泉 今右衛門 | 陶芸作家・重要無形文化財保持者 |
内田 篤呉 | MOA美術館長 |
小笠原 信夫 | 東京国立博物館名誉館員 |
金子 賢治 | 茨城県陶芸美術館長 |
唐澤 昌宏 | 東京国立近代美術館工芸課長 |
佐々木 苑子 | 染織作家・重要無形文化財保持者 |
佐々木 正直 | 群馬県立館林美術館長 |
嶋崎 丞 | 石川県立美術館長 |
白石 和己 | 山梨県立美術館長 |
須田 賢司 | 木工作家・重要無形文化財保持者 |
竹内 順一 | 東京藝術大学名誉教授 名誉教授 |
中川 衛 | 金工作家・ 重要無形文化財保持者 |
安嶋 彌 | (公社)日本工芸会 顧問 |
加茂川 幸夫 | 第二次鑑査委員長 |
前田 昭博 | 第二次副委員長 |
増村 紀一郎 | 保持者賞候補作品選定委員長 |
前田 正博 | 第一次鑑査会陶芸鑑査主任 |
鈴田 滋人 | 第一次鑑査会染織鑑査主任 |
小森 邦衞 | 第一次鑑査会漆芸鑑査主任 |
奥山 峰石 | 第一次鑑査会金工鑑査主任 |
村山 明 | 第一次鑑査会木竹工鑑査主任 |
玉置 光子 | 第一次鑑査会人形鑑査主任 |
白幡 明 | 第一次鑑査会諸工芸鑑査主任 |