伝統はつねに現在する。伝統はつねに現在し、工芸は美の根源にある。こんにち、工芸と呼ばれている世界は、かつては、わが国の美の領域のすべてなのであった。明治維新以来、西欧から導入された美術とわが国伝来の工芸は、それぞれ別個の展開を遂げてきたようにみえるけれども、われわれの美の意識は、いまもなお、この伝統工芸の名を負う世界に根ざしていることを自覚する。
歴史(とき)の移り行きに耐え、かつそれと呼び交いながら、われわれの生活(くらし)の襞(ひだ)に営まれている美の生産を、ともども確かめ合う機会となることを願って、本展を開催する。
2.名称
第31回 日本伝統工芸近畿展
3.主催
開催地 | 主催 | 後援 | 会期 | 会場 |
---|---|---|---|---|
大阪 | 京都府教育委員会 大阪府教育委員会 奈良県教育委員会 滋賀県教育委員会 和歌山県教育委員会 日本経済新聞社 京都新聞社 日本工芸会 日本工芸会近畿支部 | 文化庁 兵庫県教育委員会 NHK大阪 NHK京都 NHK奈良 NHK和歌山 テレビ大阪 KBS京都 奈良テレビ テレビ和歌山 | 2002年 5月 8日(水)〜 5月13日(月) | 大阪北浜 三越大阪店5階 北浜三越ホール |
奈良 | 京都府教育委員会 大阪府教育委員会 奈良県教育委員会 滋賀県教育委員会 和歌山県教育委員会 日本経済新聞社 京都新聞社 日本工芸会 日本工芸会近畿支部 | 文化庁 兵庫県教育委員会 NHK大阪 NHK京都 NHK奈良 NHK和歌山 テレビ大阪 KBS京都 奈良テレビ テレビ和歌山 | 2002年 5月17日(金)〜 5月22日(水) | 近鉄奈良店 6階 近鉄奈良ホール |
和歌山 | 京都府教育委員会 大阪府教育委員会 奈良県教育委員会 滋賀県教育委員会 和歌山県教育委員会 日本経済新聞社 京都新聞社 日本工芸会 日本工芸会近畿支部 | 文化庁 兵庫県教育委員会 NHK大阪 NHK京都 NHK奈良 NHK和歌山 テレビ大阪 KBS京都 奈良テレビ テレビ和歌山 | 2002年 5月24日(金)〜 5月28日(火) | 和歌山近鉄 5階 催事場 |
京都 | 京都府教育委員会 大阪府教育委員会 奈良県教育委員会 滋賀県教育委員会 和歌山県教育委員会 日本経済新聞社 京都新聞社 日本工芸会 日本工芸会近畿支部 | 文化庁 兵庫県教育委員会 NHK大阪 NHK京都 NHK奈良 NHK和歌山 テレビ大阪 KBS京都 奈良テレビ テレビ和歌山 | 2002年 6月 5日(水)〜 6月10日(月) | 京都高島屋 7階 グランドホール |
5.出品
(1)出品は公募とし、近畿二府四県の作家を対象とする。
(2)出品作品は本展の趣旨にそうもので、自己が制作した未発表のものであること。
(3)出品申し込みは所定の申込書に出品料1点につき8,000円をを添えて申し込むこと。
(4)出品点数は一人2点以内とする。
(5)出品作品には作品の裏側その他適当な箇所に題名および作者氏名を明記した紙または
布を付すること。
(7)受付作品と引き換えに「預り証」を交付する。
(8)受付作品の保管は、搬出時まで、実行委員会がその責を負う。
但し、不可抗力によって生じた損害については、その責を負わない。
6.鑑査
(1)鑑査は第一次鑑査(部門別)と第二次鑑査(総合)の二段階にて行う。
(2)鑑査委員の選考は実行委員会にて行い、日本工芸会正会員及び学識者のうちから
運営委員長が委嘱する。
(3)鑑査委員は、互選により、委員長1名と副委員長1名を定める。
(4)鑑査委員長は、鑑査の方針を定め、鑑査を統括し、展覧会に陳列すべき作品を決定し
運営委員長に報告する。
(5)鑑査については、異議の申し立てをすることはできない。
(6)鑑査結果の通知は書面をもって行う。なお、電話による問い合わせには応じない。
7.授賞
(1)入選した全作品を対象として、特に優秀と認められた作品の制作者に授賞選考委員会の
議を経て、下記の賞を贈る。
但し、選考委員の作品は賞の対象としない。
第31回 記念日本伝統工芸近畿賞 1点
(2)入選した作品のうち特に優秀と認められた作品の制作者に、授賞選考委員会の議を経て、
下記の賞を贈る。
但し、重要無形文化財保持者、鑑査委員及び特待者の作品は対象としない。
京都府教育委員会教育長賞 1点
大阪府教育委員会賞 1点
奈良県教育委員会教育長賞 1点
滋賀県教育委員会教育長賞 1点
和歌山県教育委員会教育長賞 1点
日本経済新聞社賞 1点
京都新聞社賞 1点
松下幸之助記念賞 1点
日本工芸会賞 1点
日本工芸会近畿支部長賞 1点
新人奨励賞 3点
(3)授賞選考委員は、実行委員会にて決定する。
(4)授賞選考については、異議を申し立てることはできない。
8.鑑査委員・授賞選考委員
(1)第一次鑑査委員
第一部門 | 河原正彦・大谷司朗・川瀬満之・北村武資・柴田良三 清水保孝・中川清司・西端 正・馬場弘吉 |
第二部門 | 秋山信子・黒川和江・坂井 修・柴田徳子・清水光美 羽田 登・福田喜重・細見華岳・村上良子 |
第三部門 | 植田参稔・江里佐代子・角谷征一・岸本圭司・北村昭斎 早川尚古斎・村山 明・森口邦彦・山中佐智子 |
(2)第二次鑑査委員・授賞選考委員
植木行宣・北村昭斎*・福田喜重*・瀬川佑一郎・北村武資*
細見華岳*・竹端 章 ・木村盛伸・村山 明
秋山信子*・黒川和江・森口華弘*・江里佐代子・中川清司*
森口邦彦・大谷司朗・羽田 登・角谷征一・林 駒夫
9.陳列
作品の搬出に要する費用は、すべて出品者の負担とする。
(1)陳列する作品は、本展が定めた鑑査に合格した入選作品とする。
但し、遺作については、運営委員長が出品を委嘱して陳列することができる。
(2)特別陳列作品として、実行委員会が必要と認めたものを陳列することができる。
(3)陳列は実行委員会が行う。
(4)陳列の位置配列などについて異議を申し立てることはできない。
(5)和歌山会場は入選作品の中から実行委員会が選定した作品を陳列する。
9.搬出
(1)作品の搬出は、別に通知する期間内に「預り証」と引き換えに行う。
(2)陳列作品は、会期中搬出することができない。
11.業務の処理
本展の諸業務を円滑に推進するために、下記の委員会を設置する。
(1)運営委員会
(イ)運営委員は主催者および会場提供者の代表とする。
(ロ)運営委員の互選により委員長1名を定め、本展開催に必要な事項を審議決定する。
(2)実行委員会
(イ)実行委員会は運営委員会の指示により、本展の実務について審議、実行する。
(ロ)実行委員会は、本展開催の実務上必要な専門家を委嘱することができる。
(ハ)実行委員の互選により委員長1名を定める。
(ニ)実行委員長は、実務の状況を運営委員長に報告しなければならない。
12.その他
本要項に定めるもののほか、必要な事項は運営・実行委員会が定める。
13.本展事務所
本展は事務所を社団法人日本工芸会近畿支部に置く。
604-8183
京都市中京区高倉三条上ル
京都府京都文化博物館内2階
tel:075-252-5205
fax:075-252-2177
・大阪展会期中
541-8565
大阪市中央区高麗橋1丁目7番5号
三越大阪店販売促進部
tel:06-6203-1331
fax:06-6222-1700
・和歌山展会期中
640-8546
和歌山市友田町5丁目46番地
和歌山近鉄百貨店 営業推進部
tel:073-433-1122
fax:073-433-1815
・京都展会期中
600-8001
京都市下京区四条河原町西入真町52
京都高島屋企画宣伝部
tel:075-221-8811
fax:075-252-7249
鑑・審査委員情報
第31回 日本伝統工芸近畿展 鑑査委員・授賞選考委員
第一部門 | 河原正彦・大谷司朗・川瀬満之・北村武資・柴田良三 清水保孝・中川清司・西端 正・馬場弘吉 |
第二部門 | 秋山信子・黒川和江・坂井 修・柴田徳子・清水光美 羽田 登・福田喜重・細見華岳・村上良子 |
第三部門 | 植田参稔・江里佐代子・角谷征一・岸本圭司・北村昭斎 早川尚古斎・村山 明・森口邦彦・山中佐智子 |
・第二次鑑査委員・授賞選考委員(*重要無形文化財保持者)
植木行宣・北村昭斎*・福田喜重*・瀬川佑一郎・北村武資*
細見華岳*・竹端 章 ・木村盛伸・村山 明
秋山信子*・黒川和江・森口華弘*・江里佐代子・中川清司*
森口邦彦・大谷司朗・羽田 登・角谷征一・林 駒夫