趣旨
伝統工芸は、日本人の生活に深く根ざしたもので、素材や意匠に季節感を重視し、四季の変化に心を遊ばせ、人の気持にも細やかにこころくばりするものです。
私たちは、変容をつづける社会にあって、永遠に変らない本質を持ちながら一瞬もとどまることなく継承されてきた、伝統本来の姿を「染織」に求め続けます。
昭和39年以来、日本工芸会の染織部会展として、芸術的にも歴史的にも価値の高い染織工芸技術の保護・育成と創意ある展開をもとめ日本伝統工芸染織展を開催してきました。
このたび、平素の研究成果をあつめて第52回展を開き、ひろく人々のご清鑑を仰ぎ、今後の錬磨に資したいと念願します。
開催スケジュール
-
東京 終了
5.9(水)ー5.14(月)
-
会場日本橋三越本店
-
備考5月9日(水)佐々木苑子
(重要無形文化財(紬織)保持者)
5月12日(土)小山弓弦葉
(東京国立博物館研究員)
5月13日(日)外舘和子
(多摩美術大学教授)
各日午後1時30分~ -
主催日本経済新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、東京都教育委員会
-
-
京都 終了
5.23(水)ー5.28(月)
-
会場大丸京都店
-
備考5月26日(土)北村武資
(重要無形文化財(羅)(経錦)保持者)
5月27日(日)森口邦彦
(重要無形文化財(友禅)保持者)
各日午後2時~ -
主催日本経済新聞社、京都新聞、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、京都府教育委員会、NHK京都放送局
-
-
岡山 終了
5.30(水)ー6.3(日)
-
会場岡山天満屋
-
備考5月30日(水)小倉 淳史
(絞り染作家)
5月30日(水)築城 則子
(染織作家)
午後1時30分~ -
主催日本経済新聞社、山陽新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、岡山県教育委員会
-
-
福岡 終了
6.6(水)ー6.11(月)
-
会場岩田屋本店
-
備考6月6日(水)築城則子(染織作家)
6月10日(日)鈴田滋人(重要無形文化財(木版摺更紗)保持者)
午後1時~ -
主催日本経済新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、福岡県教育委員会、NHK福岡放送局
-
-
会場日本橋三越本店
-
備考5月9日(水)佐々木苑子
(重要無形文化財(紬織)保持者)
5月12日(土)小山弓弦葉
(東京国立博物館研究員)
5月13日(日)外舘和子
(多摩美術大学教授)
各日午後1時30分~ -
主催日本経済新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、東京都教育委員会
-
会場大丸京都店
-
備考5月26日(土)北村武資
(重要無形文化財(羅)(経錦)保持者)
5月27日(日)森口邦彦
(重要無形文化財(友禅)保持者)
各日午後2時~ -
主催日本経済新聞社、京都新聞、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、京都府教育委員会、NHK京都放送局
-
会場岡山天満屋
-
備考5月30日(水)小倉 淳史
(絞り染作家)
5月30日(水)築城 則子
(染織作家)
午後1時30分~ -
主催日本経済新聞社、山陽新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、岡山県教育委員会
-
会場岩田屋本店
-
備考6月6日(水)築城則子(染織作家)
6月10日(日)鈴田滋人(重要無形文化財(木版摺更紗)保持者)
午後1時~ -
主催日本経済新聞社、日本工芸会
-
後援等
- 文化庁、福岡県教育委員会、NHK福岡放送局
⑴ 本展の業務を処理するために、実行委員会を置く。
⑵ 実行委員は、主催・後援者、学識者及び会場提供者のうちから、日本工芸会理事長が委嘱する。
⑶ 実行委員の互選により、委員長1名、副委員長2名を置く。
⑴ 出品作品は自作、かつ未発表の作品で、本展の趣旨に添うものを公募する。
⑵ 出品点数は一人2点以内とする。
⑶ 出品費用は1点につき、10,000円(含 図録代)とする。
⑷ 出品作品には、「題名および作者氏名」を明記した紙または布を付すること。(出品申込書裏面参照)
※出品申込と作品受付が2段階で行われます。送付先・期限にご注意ください。
⑴ 出品申込:平成30年3月20日(火)迄に出品料を添えて出品申込書を下記工芸会事務局宛に、現金書留郵便で送付してください。
出品申込書送付先:
〒110-0007 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館内
公益社団法人 日本工芸会「第52回日本伝統工芸染織展実行委員会」宛 電話:03-3828-9789
⑵ 作品受付 ※出品作品は、破損・汚損なきよう梱包を完全に、1点ずつ箱に入れてください。
受付期間 平成30年3月27日(火)10~16時、28日(水)10~12時迄に必着のこと。
(配達日を指定して送付して下さい。)
送 付 先:
〒273-0023 千葉県船橋市南海神1-7-4 三越通販南海神センター気付
「第52回日本伝統工芸染織展実行委員会」宛 電話 047-435-9518 FAX 047-435-9519
出品作品を受理したときは、引き換えに預り証を交付し、その間は実行委員長の許可なく搬出することはできない。受理した作品は、返却するまで実行委員会が保管するが、出品作品には展示期間中及び輸送中も保険を掛ける。従って、出品申込書Ⅽ片に必ず「保険金額」を記入すること。ただし、不可抗力によって生じた損害についてはその責めを負わない。
(1) 事故が起きた際には修理を前提とし申告価格(出品申込書に記載された作家手取価格)を超えない範囲で修理費の実費を支払うこととする。
(2) 関係者の合意により作品の修復が不可能と判断された場合には、申告価格を上限として補償することとする。
(3) 申告価格の妥当性について関係者で相違がある場合は、第三者に鑑定を委ねることとし、その鑑定にて算出された評価額での支払いとする。
(4) 事故が起きた際には申告価格から掛られる保険の範囲内のみの対応とする。
本展に特待者を置く。特待者は公益社団法人日本工芸会染織部会所属の重要無形文化財保持者、および日本伝統工芸展において二回以上の鑑審査委員経験の有る作家とする。
陳列する作品は、鑑審査委員会による鑑査に合格したものとする。
但し特待者の作品は、別に実行委員会が出品を委嘱してこれを陳列する。
⑴ 陳列する作品を鑑査し、授賞作品を審査決定するために、鑑審査委員会を置く。
⑵ 鑑審査委員は、実行委員会の議を経て、実行委員長が委嘱する。
⑶ 鑑審査委員の互選により、委員長1名、副委員長1名を置く。
⑷ 鑑審査は、鑑審査委員が1点ごとに投票により行う。
入選した作品を対象として、特に優秀と認められた作品の作者に鑑審査委員会の議を経て、下記の賞を贈る。ただし特待者の作品は対象としない。
優秀賞
文部科学大臣賞 1点 (副賞15万円)
東京都教育委員会賞 1点 ( 〃 〃 )
日本経済新聞社賞 1点 ( 〃 〃 )
日本工芸会会長賞 1点 ( 〃 〃 )
奨励賞
京都新聞賞 1点 (副賞 5万円)
山陽新聞社賞 1点 ( 〃 〃 )
三越伊勢丹賞 1点 ( 〃 〃 )
入選の通知は、書面をもって4月2日(月)に発送して行うほか日本工芸会ホームページに後日掲載する。なお、電話による問い合わせには応じない。
作品の搬出に要する費用は、すべて出品者の負担とする。
⑴ 選外作品の搬出
選外の作品の搬出は、平成30年4月16日(火)午後2時~午後4時に、日本通運(株)関東美術品支店(東京都中央区新川1-1-5)で預り証と引換えに行う。それ以外の作品は、貴重品扱いの着払い(荷造輸送費一切及び保険料を含む)にて輸送業者に委託する。
⑵ 入選作品の搬出
最終展示場にて撤収後に、預り証と引き換えに行う。直接搬出に来ることができない人は、すべて貴重品扱いの着払い(荷造輸送費一切及び保険料を含む)にて輸送業者に委託するものとする。
⑴ 作品を撮影又は模写しようとする者は、出品者の承諾及び実行委員長の許可を受けなければならない。
⑵ 主催者は、作品を撮影又は模写して刊行することができる。
⑴ 図録の刊行 ⑵ 出品者研究会、陳列作品の解説など (3)ホームページへの掲載
本展に、参考作品、参考資料等を実行委員会の議を経て陳列することができる。
鑑審査及び陳列その他について、異議を申し立てることはできない。
出品の際に記載された情報は、公益社団法人日本工芸会染織部会及び日本工芸会のホームページや各報道機関への入選発表、図録の掲載、日本伝統工芸染織展関係の案内等に使用する。また、展覧会に入選、授賞された作品および人物等の画像を、当会の広報活動のために利用する場合がある。
本要項以外の必要な事項は、実行委員会が定める。
公益社団法人 日本工芸会 染織展担当
〒110-0007 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館内
電話:03-3828-9789 FAX:03-3828-0025
e-mail: honbu@nihonkogeikai.or.jp
※出品申込書は事務局で配布・郵送しております。ご希望の方は上記事務局までご連絡ください。
第52回日本伝統工芸染織展
学識 | |
---|---|
小 山 弓弦葉 | 東京国立博物館研究員 |
佐々木 正 直 | 群馬県立館林美術館館長 |
須 藤 玲 子 | 東京造形大学教授 |
外 舘 和 子 | 多摩美術大学教授 |
作家 | |
佐々木 苑 子 | 重要無形文化財「紬織」保持者 |
鈴 田 滋 人 | 重要無形文化財「木版摺更紗」保持者 |
山 下 郁 子 | 染織作家「半紗織」 |