我が国には、世界に卓越する工芸の伝統があります。特に、漆芸は日本を代表する工芸として、古くから芸術的にも、技術的にも高度の発達をしてきました。この貴重な伝統を継承し、一層錬磨するとともに、現代に生かすことは、我々に課せられた責務であると信じます。ここに、伝統工芸の精神にそって、今日の生活に即した創意ある作品を展示し、広く人々の鑑賞と批判を仰ぎ、漆芸の健全な発展に寄与しようとするものであります。
2.名称
第16回 日本伝統漆芸展
3.開催地・主催・後援・会期及び会場
開催地 | 主催 | 後援 | 会期 | 会場 |
---|---|---|---|---|
東京 | 社団法人日本工芸会 | 文化庁 東京都教育委員会 朝日新聞社 | 1999年 1月13日(水)〜 1月25日(月) | 西武百貨店 池袋店 |
輪島 | 石川県 輪島漆芸美術館 輪島市 社団法人日本工芸会 | 文化庁 石川県 石川県教育委員会 朝日新聞社 北國新聞社 輪島漆器商工業 協同組合 | 1999年 1月29日(金)〜 2月21日(日) | 石川県 輪島漆芸美術館 |
名古屋 | 社団法人日本工芸会 | 文化庁 愛知県教育委員会 愛知県 名古屋市 教育委員会 名古屋市 朝日新聞社 | 1999年 2月25日(木)〜 3月 9日(火) | 名古屋パルコ |
4.事務所
〒110-0007 東京都台東区上野公園13−9 東京国立博物館内
社団法人日本工芸会
電話 03-3828-9789
5.実行委員会
(1)本部会展の業務を処理するために、実行委員会を置く。
(2)実行委員は、主催者、後援団体及び会場提供者の役職員のうちから、
日本工芸会理事長が委嘱する。
(3)実行委員の互選により、委員長1名及び副委員長2名を置く。
6.出品
(1)出品資格 公募とし、日本工芸会所属の会員のみならず、一般漆芸作家とする。
(2)出品作品 自作、かつ未発表の作品で、本部会展の主旨に添うもの。
(3)出品点数 1人 2点以内とする。
(4)出品料 1人 8,000円
7.搬入
(1)輸送搬入の場合
・出品作品
〒171−8569
東京都豊島区南池袋1−28−1西武百貨店池袋店美術工芸画廊気付
「日本伝統漆芸展実行委員会」宛に配達日指定の上、郵送のこと。
電話03-3981-0111 内線2974
・受付期間 1998年11月19日(木)、20日(金)に必着のこと。
・出品申込書、出品料
〒110−0007
東京都台東区上野公園13−9東京国立博物館内 日本工芸会気付
「日本伝統漆芸展実行委員会」宛に現金書留便にて郵送のこと。
申込期限 1998年11月17日(火)までに、必着のこと。
(2)持込搬入の場合
・搬入場所
〒171−8569
東京都豊島区南池袋1−28−1西武百貨店池袋店
書籍館9階テストキッチンコア
(出品作品、出品申込書、出品料、持参のこと)
・搬入期日 1998年11月21日(土)10:30〜16:00
8.受理作品の保管
受理した作品には、預り証を交付し、受理した時から返却するまで、実行委員会が保管の責めを負うものとする。ただし、不可抗力によって生じた損害については、その責めを負わない。
9.陳列作品
陳列する作品は、すべて鑑査に合格したものとする。
10.鑑審査
(1)陳列する作品を鑑査決定するために鑑査委員会、授賞作品を審査決定するために
審査委員会を置く。ただし、重要無形文化財保持者、審査委員、鑑査委員及び特待者の作品は、
審査委員会において鑑査決定する。
(2)鑑査委員及び審査委員は、それぞれ7名以上11名以内とし、実行委員会の議を経て、
実行委員長が委嘱する。
(3)鑑査委員及び審査委員の互選により、それぞれ委員長1名及び副委員長名を置く。
11.賞
出品作品のうち、優秀なものに対し、下記のとおり授賞する。
ただし、重要無形文化財保持者、審査委員、鑑査委員及び特待者の作品は、授賞の対象としない。
文化庁長官賞 1点 (副賞 15万円)
東京都教育委員会賞 1点 ( 〃 〃 )
朝日新聞社賞 1点 ( 〃 〃 )
日本工芸会賞 2点 ( 〃 各10万円)
12.特待者
(1)本部会展に、実行委員会の議を経て、特待者を置くことができる。
(2)特待者の基準は、別に定める。
13.入選発表
入選発表の通知は、書面をもって11月24日(火)に発送して行う。
なお、電話による問い合わせには応じない。
14.搬出
(1)作品の搬出は、実行委員長の通知する場所、期日に預り証と引換えに行う。
(2)輸送を希望する者には、荷造費、送料及び保険料を着払いにて、輸送業者に委託する。
(3)搬出時に搬出しない作品は、輸送を希望したものとみなす。
15.撮影・模写
(1)作品を撮影又は模写しようとする者は、出品者の承諾及び実行委員長の許可を
受けなければならない。
(2)主催者は、作品を撮影又は模写して刊行することができる。
16.付帯事業
図録の刊行、講演会、その他の事業
17.特別陳列
本部会展に、参考作品、参考資料等、実行委員会の議を経て陳列することができる。
18.異議の申立
作品の入落、授賞、陳列その他について、異議を申し立てることはできない。
19.その他
(1)出品者は、作家手取価格を出品申込書に記入すること。
(2)本要項以外の必要な事項は、実行委員会が定める。
審査委員会
◎植木浩 | 全国書美術振興会理事長 |
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◯大場松魚 | 日本伝統工芸会副理事長・重要無形文化財保持者 |
徳川義宣 | 徳川美術館館長 |
細川護貞 | 日本工芸会会長 |
安嶋彌 | 日本工芸会理事長 |
磯井正美 | 重要無形文化財保持者 |
太田儔 | 重要無形文化財保持者 |
塩多慶四郎 | 重要無形文化財保持者 |
田口善国 | 重要無形文化財保持者 |
◎=委員長 ◯=副委員長 |
鑑査委員会
◎塩多慶四郎 | 重要無形文化財保持者 |
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◯白石和己 | 東京都国立近代美術館工芸課長 |
嶋崎丞 | 石川県立美術館館長 |
西岡康宏 | 東京国立博物館学芸部長 |
小椋範彦 | 漆芸作家 |
北岡省三 | 漆芸作家 |
小森邦衛 | 漆芸作家 |
小柳種クニ | 漆芸作家 |
田口善明 | 漆芸作家 |
◎=委員長 ◯=副委員長 |