我が国には優れた工芸の伝統がある。なかでも木竹工芸は日本的な特色ある発展を遂げてきた。 特に豊富な良材に恵まれている日本は独自の工芸として技術的・芸術的に優れた作品を遺している。 この伝統を継承し、一層錬磨するとともに、後継者の育成を図るため、今日の生活に即した創意ある 作品を展示し、広く一般の鑑賞と批判を仰ぎ、木竹工芸の発展に寄与しようとするものである。
2.名称
第14回 伝統工芸木竹展
3.主催
公益社団法人 日本工芸会
4.開催地・後援・会期及び会場
開催地:東京
後援:文化庁、東京都教育委員会、朝日新聞社
会期:平成25年 6月12日(水)〜 6月18日(火)
会場:日本橋三越本店本館6階美術特選画廊
5.事務所
〒110-0007 東京都台東区上野公園13ー9 東京国立博物館内
公益社団法人 日本伝統工芸会
第14回 伝統工芸木竹展実行委員会
電話 03-3828-9789
FAX 03-3828-0025
6.実行委員会
(1)本部会展の業務を処理するために、実行委員会を置く。
(2)実行委員は、主催者、後援団体及び会場提供者の役職員のうちから、
日本工芸会理事長が委嘱する。
(3)実行委員の互選により、委員長1名及び副委員長1名を置く。
7.出品
(1)出品資格 公募とし、日本工芸会所属の会員のみならず一般木竹工作家とする。
(2)出品作品 自作、かつ未発表の作品で、本部会展の趣旨に添うもので、
作品の大きさは長辺60cm以内で3辺の合計が120cm以内のものとする。
なおこの大きさを超えた場合は選外扱いとする。
(3)出品点数 一人2点以内とし、セットのものは1点とみなす。
(4)出品料 一人(2点の場合も)日本工芸会会員 12,000円(図録引換券1冊分を含む)
一般出品者 15,000円( 〃 )
8.搬入
◎輸送搬入のみ受付
○出品申込書・出品料・申込期限
上記5.の日本工芸会内「第14回 伝統工芸木竹展実行委員会」宛に出品申込書に出品料を添え、
現金書留郵便にて平成25年 4月11日(木)までに必着のこと。
○ 出品作品
受付期間 平成25年 4月18日(木)10時〜16時及び
4月19日(金)10時〜正午までに必着のこと。
送付先 〒273-0023 千葉県船橋市南海神1-7-4 三越通販南海神センター気付
「第14回 伝統工芸木竹展」係宛に配達日指定のうえ、輸送のこと。
(TEL 047-435-9518)
出品作品は、破損・汚損を防止するため、1点ずつ内箱に入れ、更に輸送用外箱に入れて
梱包を完全にすること。搬入受付以前の事故については、一切の責任を負わない。
◎ 出品費用 作品の搬入及び搬出に要する費用は、出品者の負担とする。
9.受理作品の保管
受理した作品には、預かり証を交付し、受理した時から返却するまで、
実行委員会が保管するが、出品作品には、展示期間中及び輸送中も保険(下記)を掛ける。
ただし、不可抗力によって生じた損害についてはその責を負わない。
従って、必ず保険金額を記入すること。
(1)事故が起きた際には修理を前提とし申告価格(出品申込書に記載された作家手取価格)を
越えない範囲で修理費の実費を支払うこととする。
(2)関係者の合意により作品の修復が不可能と判断された場合には、
申告価格を上限として補償することとする。
(3)申告価格の妥当性について関係者で相違がある場合は、第三者に鑑定を委ねることとし、
その鑑定にて算出された評価額での支払いとする。
(4)事故が起きた際には申告価格から掛られる保険の範囲のみの対応とする。
10.陳列作品
陳列する作品は、下記のとおりとする。但し、遺作については、出品を委嘱して陳列することができる。
(1)重要無形文化財保持者の作品
(2)鑑審査委員の作品
(3)特待者の作品
(4)鑑査に合格した作品
(5)遺作
11.鑑審査
(1)陳列する作品を鑑査し、受賞作品を審査決定するために、鑑審査委員会を置く。
(2)鑑審査委員は若干名とし、実行委員会の議を経て、実行委員長が委嘱する。
(3)鑑審査委員の互選により、委員長1名及び副委員長1名を置く。
(4)第14回展鑑審査委員氏名(敬称略)
内田篤呉 横溝廣子 岐部笙芳 須田賢司 藤沼 昇
細川 毅 宮本貞治 村山 明
12.賞
出品作品のうち、優秀なものに対し、下記のとおり授賞する。
ただし、重要無形文化財保持者、鑑審査委員及び特待者の作品は、受賞の対象としない。
○ 文化庁長官賞 1点
○ 東京都教育委員会賞 1点
○ 朝日新聞社賞 1点
○ 木竹参与賞 1点
○ 日本工芸会賞 2点
13.特待者
(1)本部会展に、実行委員会の議を経て、特待者を置くことができる。
(2)特待者の基準は、日本伝統工芸展の特待者とする。
14.入選発表
入選の通知は、書面をもって 4月23日(火)に発送して行う。
電話による問い合わせには応じない。
なお、結果通知に図録引換券1枚を同封する。
15.陳列
陳列は、鑑審査委員及び実行委員が行う。
16.搬出
(1)作品(陳列作品及び選外作品)の搬出は、実行委員長の通知する場所、
期日に預り証と引換えに行うものとし、実行委員長の許可なくして搬出することはできない。
(2)輸送を希望する者は、着払い(荷造輸送費一切及び保険料を含む)にて
輸送業者に委託する。
(3)搬出時に搬出しない作品は、輸送を希望したものとみなす。
17.撮影・模写
(1)作品を撮影又は模写しようとする者は、出品者の承諾及び実行委員長の許可を受けなければならない。
(2)主催者は、作品を撮影又は模写して刊行することができる。
18.付帯事業
(1)図録の刊行
(2)講演会その他の事業
(3)ホームページへの掲載
19.特別陳列
本部会展に、参考作品、参考資料等を実行委員会の議を経て陳列することができる。
20.異議の申立
作品の入落、授賞、陳列その他について、異議を申し立てることはできない。
21.その他
本要項以外の必要な事項は、実行委員会が定める。
鑑審査委員
◯内田篤呉 | MOA美術館副館長 |
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横溝廣子 | 東京芸術大学大学美術館准教授 |
岐部笙芳 | 竹工作家 |
須田賢司 | 木工作家 |
藤沼昇 | 重要無形文化財「竹工芸」保持者 |
細川毅 | 木工作家 |
宮本貞治 | 木工作家 |
◎村山明 | 重要無形文化財「木工芸」保持者 |
◎=委員長 ◯=副委員長 |