次世代育成活動

日本工芸会では、伝統工芸技術の保存と継承のため「日本伝統工芸展」等の開催と共に、工芸の未来を担う次世代作家育成の活動に取り組んでいます。

伝承者養成事業

陶芸
染織
金工
木工芸

無形文化財の保護育成を図るために、昭和40年度より人間国宝(重要無形文化財保持者)による伝承者養成研修会 技術研修会を開催、また令和2年度からは若手から中堅のより幅広い層を対象とした研修セミナーを開催しています。
※技術研修会・研修セミナーは、日本工芸会の会員を対象に行っています。

伝統工芸こども鑑賞コース

岡山
島根
高松
福岡

日本伝統工芸展の地方展会場にて、平成11年より毎年、「伝統工芸こども鑑賞コース」(文化庁補助事業)を実施しています。小・中学生や高校生などを対象に、制作体験教室、出張授業、作品解説会など、各会場で企画した様々なプログラムを開催しています。

外部との連携

文化庁伝統工芸体験教室(静岡県掛川市)

掛川市体験教室
掛川市体験教室
掛川市体験教室

静岡県掛川市において、文化庁の助成を受け2016年より毎年、二の丸美術館学芸員による事前解説講座と重要無形文化財保持者をはじめとする日本工芸会の作家によるワークショップを年2回開催しています。(主催:公益財団法人掛川市文化財団 掛川市伝統工芸体験教室実行委員会/協力:公益社団法人日本工芸会 公益財団法人岡田茂吉美術文化財団(MOA美術館))

伝統工芸出張授業

伝統工芸出張授業
伝統工芸出張授業

日本工芸会では、次世代を担うこどもたちに向けて、伝統工芸出張授業を行っています。公益財団法人岡田茂吉美術文化財団との連携(平成30年~令和5年度)をはじめ、小中学校などで、伝統工芸作家の出張授業やワークショップを実施しています。作家の匠のわざを間近に見て、直接指導を受けて交流することで、伝統工芸のおもしろさに出会い、こどもたちの「生きる力」の育みに繋がっていくことを願っています。

  1. 公益社団法人 日本工芸会