乾漆蓮華食籠(かんしつれんげじきろう)

阪本修(さかもとおさむ)

受賞
: 朝日新聞社賞
出品
: 平成25年 第30回日本伝統漆芸展
分野
: 漆芸

粘土原型を石膏型に置き換え、その雌型石膏に麻布を漆で積層するように、内貼り乾漆でつくる、この技法は粘土原型の立体造形が直に伝わる利点がある。奈良で育った作者にとって蓮華は表現の動機となる身近な存在である。朱塗はかつて盛んであった奈良根来を彷彿させる。奈良時代、佛像作りに多く用いられた乾漆技法を現代の感覚で制作する作者の今後が楽しみである。(記:増村紀一郎)

乾漆蓮華食籠