• 木竹工
  • 栃漆塗渦紋盤

  • とちうるしぬりかもんばん
  • 宮本 貞治
  • みやもとていじ
  • 重要無形文化財保持者
  • 第9回伝統工芸木竹展(平成12年度)
    東京都教育委員会賞
  • 受賞総評
    栃の縮み杢(虎杢)を刳物技法によって盤と成し、制作日数3ヶ月を掛け、ノミや鉋で入念に刳り、すっきりと素直な鎬ぎの美しさは見応えがある。熟練した技と良材の出合を作者の感覚で見事に仕上げている。鎬ぎは琵琶湖の水面に出来た渦巻をヒントに、漆は溜塗を施し磨き上げ、それに拭漆を25回掛けて仕上げた。長年の努力と技の安定した優れた作品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会