栃造器(とちづくりうつわ)
中嶋武仁(なかじまたけひと)
- 受賞
- : 日本工芸会総裁賞
- 出品
- : 平成25年 第60回日本伝統工芸展
- 分野
- : 木竹工
- サイズ
- : 径41.5 高10.0
作者の意図する造形は、やや外反し、優雅な「くびれ」を作る口縁部に結実する。その直下に鉢の円周を六分割する銀線象嵌が、絶妙なバランス感覚で施され、挽物がモダンな形姿へと変貌を遂げる。隅々まで神経が行き届く挽物の技は、黒の拭漆によるグラデーションと心地よく共鳴し、底部は内側に彫り込まれる浅い碁笥底。(竹内順一)

中嶋武仁(なかじまたけひと)
作者の意図する造形は、やや外反し、優雅な「くびれ」を作る口縁部に結実する。その直下に鉢の円周を六分割する銀線象嵌が、絶妙なバランス感覚で施され、挽物がモダンな形姿へと変貌を遂げる。隅々まで神経が行き届く挽物の技は、黒の拭漆によるグラデーションと心地よく共鳴し、底部は内側に彫り込まれる浅い碁笥底。(竹内順一)
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