• 陶芸
  • 粉引手番茶器

  • 竹村 繁男
  • たけむらしげお
  • 第25回日本伝統工芸近畿展(平成8年度)
    日本工芸会近畿支部奨励賞
  • 受賞総評
    鉄分を含んだ胎土に白土を」化粧掛けし、その上に釉薬を掛けて焼成したものを「粉引き」と呼んでいる。同種の焼物で、白土を刷毛で塗ったものが「刷毛目」と称されて李朝の頃に多く焼かれ、我国でも古くから特に茶陶ファンの間に珍重されて来た。作者はこの技法を用いているが、従来の「粉引き」とはひと味違った風合いを出して成功している。寸法もよく、使って楽しい佳作である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会