
- 漆芸
蒟醤色紙箱「遙か」
- きんましきしばこ「はるか」
- 山下 義人
- やましたよしと
- 重要無形文化財保持者
- 第36回日本伝統工芸展(平成元年度)
朝日新聞社賞
- 技法蒟醤
- 受賞総評白漆に銀粉を入れて上塗りし、蒟醤の手法で風紋を白から黒に25回の色●めによって変化させ、一部に淡い黄褐色を配してモノクロの世界に彩りを添え、品よくまとめている。砂漠を旅する人がいる。余りの苦しさに引き帰そうか、進もうか、葛藤の末「遙か」彼方に何かある。希望とロマンを求めて歩く。進むしかないと旅を続ける作者の心境であろうか?内容のある優れた作品である。