
- 諸工芸
有線七宝水指「繁」
- ゆうせんしっぽうみずさし「つなぎ」
- 吉田 茂生
- よしだしげお
- 第18回伝統工芸諸工芸展(平成14年度)
文化庁長官賞
- 技法有線七宝
- 受賞総評七宝つなぎ、古来より親しまれてきた模様である。何時かは挑戦してみたかったとの話であるが、現代風の形、模様の配置、技術力で重厚さと品のある作品に仕上げたのはさすがである。
強い色使いの感もあるが、それを艶消しの技法により、暖かさと柔らかさを表し、見る人に安心感を与えている、伝統的な尾張七宝の中で、常に新しいものを求めている作者の今後の活躍を期待したいものである。