
- 染織
八重山上布絽織着尺「清流のほとり」
- やえやまじょうふろおりきじゃく「せいりゅうのほとり」
- 新垣 幸子
- あらかきさちこ
- 重要無形文化財保持者
- 第43回日本伝統工芸染織展(平成21年度)
日本工芸会会長賞
- 受賞総評水色と萌黄の縞に手括りの経緯絣と絽織を加え、斬新な色調と新技法を追求している。沖縄の風土を活かし、藍、福木、ヤマモモなど地元の植物染料をふんだんに使い、緯糸には手績(てう)みのとりわけ細い苧麻を用いた。せせらぎと岸辺の緑が呼応し、心地よい音楽を奏でるかのように、清涼感にあふれた完成度の高い八重山上布である。(道明三保子)