• 染織
  • 金銀花襷文羅装束裂

  • きんぎんはなたすきもんらしょうぞくきれ
  • 北村 武資
  • きたむらたけし
  • 重要無形文化財保持者
  • 第41回日本伝統工芸展(平成6年度)
    日本工芸会保持者賞
  • 受賞総評
    羅の地に金糸をもって文様を織り出す羅金は、作者がかねてからレパートリーの一つとして
    きたものだが、今回は四センチ程の花襷を文様に織り出している。
    渋い鼠の地に金銀の繊細な文様が底光りし、抑制の効いた美しさを醸している。
    所謂高踏な品位の高い作品である。装束裂とされているように、裏に廻った不要の金糸は
    すべて切り除かれ、すぐに仕立ての出来る配慮がなされている。
    作者の周到な配慮がうかがわれる優品である。
  1. 公益社団法人 日本工芸会