- 染織
佐賀錦鼓袋「花あかり」
- さがにしきつづみぶくろ はなあかり
- 小形 由美子
- おがたゆみこ
- 第38回日本伝統工芸染織展(平成13年度)
山陽新聞社賞
- 技法佐賀錦
- 受賞総評佐賀錦は、細く裁断した和紙を経として、竹へらで文様を組み、緯に絹糸を用いて製作するものである。
この作品は、緯糸の地色の部分には、桜の木で染めた糸を用いて、底から上部に向かっての色相の変化は、まさにタイトル通のイメージを連想させる。更に、菱のピンクと中心の黄、さりげない石畳の色がよく調和した品格のある作品である。
作者の今後の活躍を期待したい。