
- 染織
絵絣着物「うつりゆく季」
- 小林 敬子
- こばやし けいこ
- 第29回東海伝統工芸展(平成10年度)
日本工芸会賞
- 技法絣織
- 受賞総評工芸の世界では、同じ技法・テーマを追及し、研鑚努力を続けなければなりません。「季の流れとその無情感を、月の満ち欠けで表現したい」という作者の思いは、霞にけむる夕月、暮れゆく時の詩情を感じると共に、曲線と直線のリズミカルな連続紋様は、観る者を心地良くさせてくれます。経緯双紬・絵絣という技法は、綿密な作業と数々の手間、繊細な心を持ってして始めて成り立ちます。技巧に走ることなく、ほど良い大きさの紋様であり、よく考え選ばれた一色である秀作です。