
- 漆芸
彩漆蒟醤合子「潮干」
- さいしつきんまごうす「しおひ」
- 鵜飼 敏伸
- うかいとしのぶ
- 第42回東海伝統工芸展(平成23年度)
岐阜県教育委員会賞
- 受賞総評浅瀬が日の光を浴びて海の底の砂地まで良く透けて見え、貝が手に取るようにリアルで鮮明です。砂地と貝を覆うように漂う不定形のものは光の屈折によって暗く見える「波の間」でしょうか・・・。甲の部分は浅瀬の様子を写真に近い表現をしたかったのでしょうが、胴回りの縞文様とバランスを考えてもう少し整理する、あるいはデザインするといっても良いのですが、工夫が必要です。少し小振りですが、全体に形は良く蒟醤の仕事も丁寧で綺麗な仕上がりです。