• 陶芸
  • 炭化線象嵌鎬花器

  • 福吉 浩一
  • ふくよしこういち
  • 第37回西部伝統工芸展(平成14年度)
    日本工芸会賞
  • 技法
    象嵌
  • 受賞総評
    炭化・線象嵌の組合せによる花器はこの作家年来の作域であるが、今回はこれに鎬が加わった。そのことがフォルムにまで影響を与えたのであろうか、リズミカルな鎬の諧調が心地よくかつ強い印象を与える。ともすればこれまでの花器はいわば伝統工芸様式とでもいうべき特に個性を感じさせないものであったが、この作品は陶芸ひいては工芸的立体の根幹であるフォルムに新機軸をもたらしたものとして高く評価される。
  1. 公益社団法人 日本工芸会