
- 金工
紫銅花器「響花」
- しどうかき「きょうか」
- 松本 育祥
- まつもと やすよし
- 第61回東日本伝統工芸展(令和3年度)
奨励賞
- サイズ奥行17 幅19 高25 cm
- 受賞総評作者の作風の一つである、植物の花や葉をモチーフとしている。その非対称の造形からは、伸びやかに強く立ち上がろうとする、植物の持つ動きのある美が伝わってくる。作者のこだわる、紫銅の色味も見所であろう。しっとりとした光沢の中に、地色の黒と紫の斑文がよく調和し、見る者を引き込ませる。様々な造形要素が響き合う佳作である。(広沢隆則)