
- 人形
木芯桐塑木目込「鰯雲」
- もくしんとうそきめこみ「いわしぐも」
- 福井 道子
- ふくい みちこ
- 第61回東日本伝統工芸展(令和3年度)
奨励賞
- サイズ高28 cm
- 受賞総評日本髪の粋な着物姿の女性が空を眺めている。「鰯雲」は、俳句「寄りそって 行こうと思う いわし雲」から想を得た作品で、作者のこれから頑張ろうとの思いを人形に託した。技法は、木彫に桐塑で素地を作り、衣裳を着せて木目込、胡粉、彩色で仕上げている。江戸の風俗、下町の情緒、飄逸な表情などに作者独自の視点が見られ、日本女性の情感が溢れている。(内田篤呉)