
- 木竹工
神代杉柾目造板目象嵌盆
- じんだいすぎまさめづくりいためぞうがんぼん
- 福嶋 則夫
- ふくしま のりお
- 第19回伝統工芸木竹展(令和5年度)
日本工芸会木竹部会賞
- サイズ奥行27.8 幅44.5 高3.0 cm
- 受賞総評真上から見ると、洗練された木目の線が舞う絵画を額装したような作品。年輪が平行に走る柾目に対して、垂直に1.2ミリの溝を1.5ミリ間隔で彫り、その溝に細く切った板目の材を嵌め込んだという。木目が鮮明な美しい神代杉は、薄く切っても撓るので可能となる技法で、作者は躍動する線の動きに応じて間隔を調整しながら、秀逸な効果に到達した。(黒川 廣子)