
- 漆芸
彫漆箱「遥かに」
- ちょうしつばこ「はるかに」
- 松本 達弥
- まつもと たつや
- 第70回日本伝統工芸展(令和5年度)
日本工芸会総裁賞
- サイズ奥行18.0 幅35.8 高9.5 cm
- 受賞総評遥かに広がる海は、作者の故郷、香川から見える瀬戸内海。遠くつながる異国への想いをかき立てられると言う。素地は乾漆。彫漆で波を表現している。白漆に青色漆を塗り重ねて透明な質感を出し、白から青、紺色のグラデーションとなるように彫り、波頭に金平目、玉虫貝の粒、さらに真珠を置き、たゆたう波の煌めきを表現している。(住谷晃一郎)