
- 木竹工
楡木画飾箱
- にれもくがかざりばこ
- 島田 晶夫
- しまだ あきお
- 第70回日本伝統工芸展(令和5年度)
第70回記念賞
- サイズ奥行31.9 幅13.0 高17.5 cm
- 受賞総評淡褐色の楡の精緻な木画で深い蓋の側面を装飾し、天板と身の台部に灰褐色の神代楡を配した箱。木画は、楡柾目材に時折見られる斑紋の大小や濃淡に応じて台形のパーツを組み合わせ、ローズウッドの界線で菱形と六角形の連続文様とした。身と懸子の外側面を淡色の楓、内面を楡で造り、見込み面にも木画を施す。各素材の対比と楡材の魅力を表現に活かした秀作である。(近藤都代子)