• 染織
  • 生絹着物「うたかたのとき」

  • すずしきもの「うたかたのとき」
  • 神谷 あかね
  • かみや あかね
  • 第55回東海伝統工芸展(令和6年度)
    日本工芸会賞
  • 受賞総評
    青味の色が真先に目に飛び込んでくる。作者はこの色を求めるため、臭木の実のブルーに藍を、そして化学染料を少し加えることによって、納得のゆくまで染め上げ、より新しい感覚の作品を織り上げている。コチニールの淡いピンクと細く縞立てした部分に移りゆく想いを置き、手慣れた緯絣を裾と袖の振りに効果的に用いて絵羽着物にしている。生絹に花織が厚みをのせ、無常の世界へ誘うかのようであり、完成度の高い作品である。(小林敬子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会