• 人形
  • 陶彫彩色「玉辟邪」

  • とうちょうさいしき「ぎょくへきじゃ」
  • 中村 信喬
  • なかむら しんきょう
  • 第32回伝統工芸人形展(令和7年度)
    文部科学大臣賞
  • サイズ
    高35.0 cm
  • 受賞総評
    玉辟邪と名付けられたこの作品は、題名のとおり辟邪が重要な意味を持っている。辟邪とは、古代中国から伝わる神獣あるいは幻獣であり、邪悪なものを退け神や死者の安寧を守るとされている。貴婦人が持つこの作品の辟邪は、玉ではなく象牙を彫ったものであるが、その彫りには作者の高度で熟練した技を見て取れる。また、貴婦人の衣裳の模様や顔の表情にいたるまで良く研究され、歴史性を有した造形的にも素晴らしい作品となっている。(松原龍一)
  1. 公益社団法人 日本工芸会