- 金工
象嵌花器「暮れ色の運河」
- ぞうがんかき「くれいろのうんが」
- 村上 浩堂
- むらかみ こうどう
- 第73回日本伝統工芸展(令和8年度)
日本工芸会会長賞
- サイズ奥行13.0 幅33.0 高15.5 cm
- 作品解説夕暮れ時のベネチアの運河に浮かぶゴンドラの情景を平象嵌(ひらぞうがん)で表した作品。銀の細線は揺らめく水面を、四分一(しぶいち)の矩形は夕空を表わす。その上にさらに黒い赤銅(しゃくどう)で船体を、銀で船首飾り(フェッロ)を象嵌し、水面に映る影を金で表している。単純化した形の反復と、金属の微妙な色調によって、夕空と時間の移ろいを詩情豊かに表現している。
(木田拓也)