- 染織
江戸小紋伊予染着尺「紋竹」
- えどこもんいよぞめきじゃく「もんたけ」
- 小宮 康正
- こみや やすまさ
- 重要無形文化財保持者
- 鑑査委員
- 第73回日本伝統工芸展(令和8年度)
- 作品解説本作は、ゆらぎのあるよろけ縞を先に染め上げ、その上から規則的な直線の縞を重ねることで、二つの縞が干渉し合うモワレ現象を生み出しています。よろけ縞の不規則な動きと、直線縞の整然としたリズムが重なり合うことで、静と動は共存する独自の表現が現れます。縞の太さや間隔、色の組み合わせによって、揺らぎの度合いや模様の見え方が変化し、同じ技法でありながら多彩な印象を楽しむことができます。
この染めは伊予染と呼ばれ、伊予の国(現在の愛媛県)で活躍した染職人たちが生み出したと伝えられる技法で、伝統的な縞染めの一つです。