• 木竹工
  • 煤竹編組飾筥「せせらぎ」

  • すすたけあみくみかざりばこ「せせらぎ」
  • 東 竹園斎
  • ひがし たけそのさい
  • 第42回日本伝統工芸展(平成7年度)
    高松宮記念賞
  • 受賞総評
    表面は線状の煤竹平割材を使用、側面は花網代で纏めた箱である。 素朴で簡素な好ましい優作である。特に線状の煤竹は平割材を焼曲げせず、 削って曲線を表現しているところは珍しい技術である。 胴部の中央のかがり線は二本又は三本にすればより効果があったであろう (作者は素朴さを強調する為の簡略なのであろうが)。 内面は花網代で内編としている。煤竹は天然材でかまどの煤煙で百年位の 長期に煤けて出来た褐色であり、決して焼いて焦がした色ではない。 近年良材の収集は困難となっている。
  1. 公益社団法人 日本工芸会