紋紗着物「月下渓韻」(もんしゃきもの「げっかけいいん」)

重要無形文化財保持者 土屋順紀(つちやよしのり)

受賞
: 文部科学大臣賞
出品
: 平成18年 第53回日本伝統工芸展
分野
: 染織

涼風が吹き抜けるような爽やかな作品。生絹による紋紗の地に、経絣で織り出された鋸歯状のリズミカルな文様が、そのまま渓流のせせらぎを奏でる。インド藍の藍色と臭木の澄んだ青色、麒麟草の輝く黄、薔薇の茎と葉を使われたというグレー。幼い頃から親しまれた自然の美しさが、この作品に見事に結実したようである。(小笠原小枝)

紋紗着物「月下渓韻」