紬織着物「初瀬」

重要無形文化財保持者 土屋順紀(つちやよしのり)

受賞
: 愛知県知事賞
出品
: 平成5年 第24回東海伝統工芸展
分野
: 染織

抑制された表現でありながら、清爽なリリシズムを湛えた作品です。バラで染めたグレーと丁字の黄色、臭木のブルーが白いひかりの中で潤んでいるような効果。これは、それぞれの色を五段のグラデーションに染め分け、絣までもずらしながら染め重ねた、ぼかしの技術の確かさと比類のない色感がもたらしたものです。\r\n『きれいな川の瀬音が聞こえれば・・・』という作者の願いは、色のハーモニーとなって光のエチュードを奏でています。

紬織着物「初瀬」