- 金工
編込接合器「ひびき」
- あみこみせつごうき「ひびき」
- 家出 隆浩
- いえで たかひろ
- 第62回日本伝統工芸展(平成27年度)
文部科学大臣賞
- サイズ縦30.8 横33.0 高20.5 cm
- 受賞総評赤銅と四分一の二種の薄い金属板を竹籠のように網代編みした後、叩いて成形し、銀蠟で接合した鍛金作品で、この技法を作者は「あやおりがね」と呼んでいる。器の内側と外側の両面には編込によって生まれるパターンが規則的に小気味よく繰り返され、それが大きく口縁を広げのびやかに立ち上がる全体の形と調和を見せている。(木田拓也)