栃拭漆輪花盛器(とちふきうるしりんかもりき)

長谷川禎冶(はせがわさだよし)

受賞
: 愛知県教育委員会賞
出品
: 平成23年 第42回東海伝統工芸展

作者は日本工芸会本部展にも挑戦し御高齢にもかかわらず作品に若さと研究熱心の大情熱を感ずる作品です。素材は栃の老木です。輪花の立ち上がり部分を深く取り盛器としての機能をよく考えています。丸刀のノミで彫り小鉋で仕上げますが技術面においても隅々まで神経が行き届き、又漆の仕上げにも一工夫があり、木地固めの下地生漆の中に松煙を入れ黒色にして研ぎ出すことにより栃の木目の立体感をより一層引き出しています。用と美と躍動感を兼ね備えた優作品です。

栃拭漆輪花盛器