• 木竹工
  • 献保梨銀線象嵌十二角小箱

  • けんぽなしぎんせんぞうがんじゅうにかくこばこ
  • 桑山 弥宏
  • くわやま やすひろ
  • 第50回東日本伝統工芸展(平成22年度)
    東京都知事賞
  • 受賞総評
    作者が日頃より追求してきた箱の形態を展開させ、印籠蓋の合口にまわした銀線と象牙の小菱をあしらう黒檀の帯の位置を中央より下げたこと、および欅よりも上品という献保梨を用いたことでより清雅な趣を演出した。蓋表に二本の銀線象嵌によるゆるやかな稜花形で献保梨の板目の曲線を縁取るかのようにして、木目を引き立たせる効果を導いている。(横溝廣子)
  1. 公益社団法人 日本工芸会