我が国には、世界に卓越する工芸の伝統があります。特に漆芸は日本を代表する工芸として、古くから芸術的にも、技術的にも高度の発達をしてきました。この貴重な伝統を継承し、一層錬磨するとともに、現代に生かすことは、我々に課せられた責務であると信じます。ここに、伝統工芸の精神にそって、今日の生活に即した創意ある作品を展示し、広く人々の御清鑑を仰ぎ、漆芸の健全な発展に寄与しようとするものであります。
2.名称
第20回 日本伝統漆芸展
3.開催地・主催・後援・会期及び会場
開催地 | 主催 | 後援 | 会期 | 会場 |
---|---|---|---|---|
東京 | 社団法人 日本工芸会 | 文化庁 東京都教育委員会 朝日新聞社 | 平成15年 1月22日(水)〜 1月27日(月) | 西武百貨店 池袋店 |
輪島 | 石川県立輪島 漆芸美術館 輪島市 社団法人 | 文化庁 石川県 石川県教育委員会 朝日新聞社 北國新聞社 輪島漆器商工業協同組合 | 2月 1日(土)〜 3月 3日(月) | 石川県 輪島漆芸美術館 |
高松 | 社団法人 日本工芸会 | 文化庁 香川県教育委員会 高松市教育委員会 朝日新聞社 | 3月11日(火)〜 3月17日(月) | 高松 天満屋 |
岡山 | 社団法人 日本工芸会 | 文化庁 岡山県教育委員会 岡山市教育委員会 朝日新聞社 | 3月25日(火)〜 3月31日(月) | 天満屋 岡山店 |
4.事務所
〒110-0007 東京都台東区上野公園13−9 東京国立博物館内
社団法人日本工芸会
電話 03-3828-9789
5.実行委員会
(1)本部会展の業務を処理するために、実行委員会を置く。
(2)実行委員は、主催者、後援団体及び会場提供者の役職員のうちから、日本工芸会理事長が委嘱する。
(3)実行委員の互選により、委員長1名、副委員長2名を置く。
6.出品
(1)出品資格 公募とし、日本工芸会所属の会員のみならず一般漆芸作家とする。
(2)出品作品 自作、かつ未発表の作品で、本部会展の趣旨に添うもの。
(3)出品点数 一人 2点以内 とする。
(4)出品料 1点 8、000円 とする。
7.搬入
◎輸送搬入の場合
○出品作品
〒135-0051 東京都江東区枝川2−8−7 カトーレック株式会社美術運送東京支店気付
『日本伝統漆芸展実行委員会』宛に配達日指定のうえ、輸送のこと。
○受付期間 平成14年11月15日(金)、16日(土)に、必着のこと。電話 03-5632-5555
○出品申込書・出品料
〒110-0007 東京都台東区上野公園13−9
東京国立博物館内東京国立博物館内日本工芸会気付
『日本伝統漆芸展実行委員会』宛に現金書留郵便にて郵送のこと。
申込期日 平成14年11月11日(月)までに、必着のこと。
◎持込搬入の場合
○搬入場所
〒135-0051 東京都江東区枝川2−8−7 カトーレック株式会社美術運送東京支店5階
(出品作品、出品申込書、出品料、持参のこと)
○搬入期日
平成14年11月18日(月)午前10時30分〜午後4時
8.受理作品の保管
受理した作品には、預かり証を交付し、受理した時から返却するまで、実行委員会が保管の責めを負うものとする。
ただし、不可抗力によって生じた損害については、その責めを負わない。
9.陳列作品
陳列する作品は、すべて合格したものとする。
10.鑑審査
(1)陳列する作品を鑑査決定するために鑑査委員会、受賞作品を審査決定するために審査委員会を置く。
ただし、重要無形文化財保持者、審査委員、監査委員及び特待者の作品は、審査委員会において鑑査決定する。
(2)鑑査委員及び審査委員は、それぞれ7名以上11名以内とし、実行委員会の議を経て、実行委員長が委嘱する。
(3)鑑査委員及び審査委員の互選により、それぞれ委員長1名及び副委員長1名を置く。
11.賞
出品作品のうち、優秀なものに対し、下記のとおり授賞する。ただし、重要無形文化財保持者、審査委員、
監査委員及び特待者の作品は、授賞の対象としない。
○文化庁長官賞 1点(副賞15万円) ○東京都教育委員会賞 1点(副賞15万円)
○朝日新聞社賞 1点(副賞15万円) ○日本工芸会賞 2点(副賞10万円)
12.特待者
(1)本部会展に、実行委員会の議を経て、特待者を置くことができる。
(2)特待者の基準は、別に定める。
13.入選発表
入選の発表は、書面をもって11月21日(木)に発送して行う。なお、電話による問い合わせには応じない。
14.搬出
(1)作品(陳列作品及び選外作品)の搬出は、実行委員長の通知する場所、期日に預かり証と引き換えに行う。
(2)輸送を希望する者には、着払い(荷造り輸送費一切及び保険料を含む)にて輸送業者に委託する。
(3)搬出時に搬出しない作品は、輸送を希望したものとみなす。
15.撮影・模写
(1)作品を撮影又は模写しようとする者は、出品者の承諾及び実行委員長の許可を受けなければならない。
(2)主催者は、作品を撮影又は模写して刊行することができる。
16.付帯事業
図録の刊行、講演会、その他の事業
17.特別陳列
本部会展に、参考作品、参考資料等、実行委員会の議を経て陳列することができる。
18.異議の申立
作品の入落、授賞、陳列その他について、異議を申し立てることはできない。
20.その他
(1)出品者は、作家手取価格を出品申込書に記入すること。
(2)出品作品には作品名、出品者名を記入した紙片を裏面に添付すること。
(3)本要項以外の必要な事項は、実行委員会が定める。
鑑・審査委員情報
第20回 日本伝統漆芸展 審査委員会
委員長 植木 浩 全国書美術振興会理事長
副委員長 大場松魚 日本工芸会副理事長・重要無形文化財保持者
委員 佐野文一郎 日本工芸会理事長
委員 西岡康宏 東京国立博物館副館長
委員 安嶋 彌 日本工芸会会長
委員 磯井正美 重要無形文化財保持者
委員 大西 勲 重要無形文化財保持者
委員 太田 儔 重要無形文化財保持者
委員 北村昭斎 重要無形文化財保持者
委員 前 史雄 重要無形文化財保持者
(順不同)
第20回 日本伝統漆芸展 鑑査委員会
委員長 北村昭斎 重要無形文化財保持者
副委員長 河田 貞 帝塚山大学教授
委員 白石和己 三重県立美術館館長
委員 灰野昭郎 奈良大学教授
委員 市島桜魚 漆芸作家
委員 小椋範彦 漆芸作家
委員 大谷早人 漆芸作家
委員 小森邦衛 漆芸作家
委員 田口義明 漆芸作家
(順不同)