- 金工
接合せ鉢「春想」
- はぎあわせはち「しゅんそう」
- 岡本 佳子
- おかもと よしこ
- 第32回山口伝統工芸展(平成21年度)
朝日カルチャーセンター賞
- 受賞総評銀と四分一を材料とし、象嵌と接合せで作り出した鉢である。18面の長方形をつないで構成されたボックス型の鉢で、その構成的な形態がモダンである。「春愁」とあ恥をかには、暖かくなって芽吹いた草花の花か菜か、あるいは春の海の心地よい漣か、いろいろ楽しい思いを想像させる。形、文様のモダンさに抑えられたモノクロームの色感が融合して、清新な作品となっている。